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3月20日付 読売新聞朝刊に掲載

子どもの安全 どう守る?

小学校入学と同時に、子どもたちは登下校や塾の行き帰りなど保護者と離れて活動する時間が増える。こんな時、子どもたちの「安全」をどう確保するか。実際に小学生のお子さんを持つフリーアナウンサーの永井美奈子さんにお話をうかがった。

「仕事中は機械の目を活用」フリーアナウンサー 永井美奈子さん

――小学生のお子さまの安全面で、ふだんどんな点に気をつけていらっしゃいますか。
 子どもの服や所持品は外から見えるところに名前を書かないようにしています。ママ友達と子どもたちの安全について話す機会は多いですね。特に近所の方と地域の事件や子どもにとって危険な場所の情報交換をすることは大切なことだと思います。
 以前、おけいこごとの帰りに子どもの行方が分からなくなったことがありました。おけいこの先生と家族総出で探しても見つからず、最寄りの交番に連絡しようとした矢先に帰ってきました。子どもは3キロの道のりを一人で帰る冒険をしたかったようですが、あまりに危険で、本気でしかりました。
――お子さまの安全についてどう考えますか。
 私は安全に関しては、親は過保護でいいと思います。ずっと手をつないで見ていくわけにはいきませんから、成長する過程で「いかに危険から身を守るか」を教えていくことが大切ではないでしょうか。手を離して自立させながらも、危険がないか見守ってあげるのが親の役目だと思っています。
――具体的にお子さま向けのサービスを利用されていますか。
 子どもが小学校に入学した時からGPS機能で位置を確認できるサービスを利用しています。それまでどこに行くにも手をつないで出かけていた子どもを、玄関先で送り出し、一人で行動させるのは不安でした。子どもと一緒にいない時や待ち合わせの際に、GPS機能で現在地を確認しています。

ながい・みなこさん
日本テレビアナウンサーを経てフリーに。2児の母。
クラシックコンサートやイベントの司会、ラジオ、講演会、エッセイの執筆のほか、小学校での朗読のボランティアやファミリーコンサートの司会、子を持つ親の立場でのプロデュースなど活躍の幅を広げている。慶応義塾大学研究員。成城大学非常勤講師。

衣装協力YUKI TORII
――お仕事をされている立場から特にお子さまの安全面で気をつけている点はありますか。
 仕事をしていると、やはりこうしたGPS機能で子どもの位置確認ができる「機械の目」は欠かせません。周囲でも仕事をしながら子育てをされている方は多いですが、少なくとも小学生のうちは「子どもがどこにいるかわからない」という状況はないようです。みなさん「機械の目」を有効活用されています。
 また離れた場所で子どもの居場所を確認できなかった時、「ココセコム」のように、自分以外に緊急出動してくれるシステムは助かると思います。昔のように「地域ぐるみで子どもを探す」ことが難しい現代はとても心強いサービスですね。
――生活の中で家事、育児、仕事、研究のバランスをどのようにとっていますか。
 まだまだ手のかかる時期ですから、どうしても子育てが中心になります。同時並行で仕事や研究を続けることは大変ですが、ストレス発散にもつながっています。日中は家事もあり、子どもとの対話を大切にしたいので、研究活動は子どもを寝かしつけた後に時間を作っています。
――子育ては研究テーマにも影響を与えたそうですね。
 子どもが生まれてからは、テレビやインターネットなどのメディアが子どもの敵になってほしくないと思うようになりました。それにはまず、指導する立場の人や親がメディアの特性を知って、子どもたちを導いてあげたいですよね。ただ取り上げるだけでは、子どもたちが社会に出たときに遅れが出るだけです。
 特にテレビにいた人間として、テレビが子どもたちに何をしてあげられるかを考えていきたいです。接し方さえ間違えなければこんなに「わくわく」「ドキドキ」して、しかも身近で楽しいものはないと思いますから。
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